楊潔篪?外交副部長は18日、中国代表としてキューバのバハナで開かれた非同盟諸国会議の第14回首脳会議に出席した。 楊副部長はこの中で「新たな歴史環境下でも、非同盟諸国会議の目的が過去のものになることはなく、その役割は高まるばかりで、弱まることはない」と強調。非同盟諸国が改革を通じて潜在力を発揮し、より大きな活力を奮い起こすこと、より柔軟で主動的な形で重大な国際問題の解決に参与することを支持するとした。また、現在の重大な地域?国際問題について、中国の立場を次のように述べた。 ▽中国は、合理的で必要な国連改革を進め、国連憲章の趣旨と原則を守り、世界的な脅威と試練への国連の対処能力を高めることを支持する。改革の重点は発展問題における国連の役割の強化、発展途上国の発言権の強化、発展途上国の利益への配慮だ。 ▽中国は、国連60周年首脳会議の共通認識と約束を実際の行動により履行するよう国際社会に呼びかける。先進国は発展途上国の主導権を尊重した上で、援助を増やし、債務を減免し、市場を開放し、政府開発援助(ODA)の対国民総生産(GNP)比0.7%目標を実現する必要がある。 ▽中国は、次期国連事務総長のアジアからの選出を断固として支持する。アジア諸国が団結を保ち、話し合いを強化し、共通の願いの実現を確かなものにすることを希望する。 ▽中国は、朝鮮半島問題の平和的解決、朝鮮半島の非核化実現、朝鮮半島および北東アジアの平和と安定の維持を主張する。6カ国協議の早期再開と「共同声明」の全面的履行は、これらの目標を実現するための適切かつ実行可能な道だ。関係各国に対し、相互信頼を深め、向き合って進み、環境を整えるよう促し、また対立を激化させ、状況の悪化を招くいかなる行動も取らないよう促したい。 「人民網日本語版」2006年9月19日 |