北京市交通委員会の劉小明副主任は17日、北京オリンピック科学技術交通フォーラムで、「シドニー、アトランタ両オリンピックの開催中、市民の自家用車によるオリンピック観戦は許可されず、会場への交通手段は公共交通の利用のみであった。北京市もこれらの前例を参考として、大会開催中には個人的な交通手段の利用を極力減らす。市民が自家用車を用いて会場まで行き、試合を観戦することは許可しない」と語った。また、大会開催中は競技施設周辺でも自家用車の駐車が規制されるという。「新京報」が伝えた。 交通管理局の于春全副局長によると、北京オリンピックとパラリンピックの開催期間は合計1カ月にも満たないが、選手村がオープンする2008年7月18日より前に代表団の先鋒グループが北京に到着することなどを加味すれば、両大会に伴なう交通規制期間は6月から3カ月間になる見込みだという。 このほか、交通管理局科学研究所の梁玉慶副所長は、北京市が「オリンピック交通指揮センター」を設立することを明らかにした。同センターは、指示、緊急調整、統計、対外発表の各部門に分かれ、関連する交通各部門を調整し、情報の伝達と共有を保証し、大会開催時のスムーズな交通を確保するための重要な役目を担う。 「人民網日本語版」2006年9月19日 |