北京首都国際空港の夜景 空港の建設と発展を土台とし、北京首都空港、上海浦東空港及び虹橋空港、広州白雲空港は建設工事を行う同時に、周辺地域の建設にも力を入れている。その結果、周辺地域は空港の特色を持つとともに、都市の機能もある地域となり、空港の航空関係の市場も発達することになろう。 現在開催されている「世界空港都市会議及び展示会」では、大陸部空港の高級管理者は、大型の空港は旅客の流れ、物流、資金の流れと情報の流れの合流点となり、空港及び周辺地域の発展にさらに寄与しなければならないことを表明した。 ちなみに、北京首都空港の増築プロジェクトに250億元が投下される予定であり、2015年までに、首都空港は年間旅客取り扱い数9000万人、年間物取扱量900万トンに達することを目指し、高効率でコストの低い物流基地となると見られている。当面、北京市政府はすでに首都空港経済圏の建設を?第11次五カ年計画?に組み入れ、空港の近くに北京会議展覧センターを建設している。そのほか、保税物流工業パークも関係部門に批准され、首都空港所在地の順義区の高付加価値製造業が目覚しい発展の勢いを示している。 上海浦東空港周辺地域の鳥瞰図 上海は大陸部で二つの国際空港を持つ唯一の都市であり、今は浦東国際空港を主として国際ハブ空港の建設に力を入れており、虹橋空港を補助的なものとし国際複合ハブ空港を建設に力をいれている。この空港経済圏の整備に対応するため、浦東空港プロジェクトに着工すると同時に、12平方キロの空港保税物流パークの建設にも着工した。上海はまた浦東で86キロの貨物輸送高速道路のプロジェクトに資金投下し、長江デルタ地域と結ぶ国際ルートを作り上げることを目指している。 広州白雲空港は新たに建設された空港であり、現在の面積は18平方キロで、計画されている面積は56平方キロである。広東省は白雲空港を中心に、加工物流保税区、空港ハイテク科学技術パーク、物流産業基地及び空港商業エリアなどを含む100平方キロに及ぶ空港経済圏を構築することに取り組んでいる。 現在、北京、上海、広州の三つの空港の総合力は世界で上位の50位にランクされている。2006年―2020年に、大陸部の空港取扱量は年11%増となるので、空港システムをさらに充実させ、ハブ空港を作り上げ、サービスの範囲を拡大することは大陸部における空港の発展の方向であると中国民用航空総局の張海東氏は語っている。 「チャイナネット」2006年9月19日 |