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中日青少年サッカー交流、引率者インタビュー

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
今年の中国サッカー協会スーパーリーグで優勝した山東魯能泰山サッカークラブのU-1‥

今年の中国サッカー協会スーパーリーグで優勝した山東魯能泰山サッカークラブのU-13チームが8月20~26日、日本のジュビロ磐田の招待を受け、魯能体育文化発展公司の田迪副総経理の引率で日本を訪問、日本国内のU-13「ジュビロカップ」に参加した。

ジュビロ磐田と山東魯能は友好協力関係にある。6日間にわたる試合での交流を通じて、魯能サッカー学校のコーチと選手は多くのものを得たようだ。引率者として日本の青少年サッカーの良好な現状に深く感銘を受けたという田副総経理が、取材に応じてくれた。

――こうした日本国内のU-13の試合の規模は?チームの成績と収穫は?

今回参加した試合には、これまで外国チームが招待されたことがなく、今年が初めてで、しかもわたしたちが唯一の外国チームでした。計34チームが参加し、山東魯能の最終成績は5勝1敗でした。コーチや選手にとってこうした経験は財産であり、かなりの収穫を得られました。わたしたちのU-13は、国内では早い時期に結成され、レベルも1、2を争うチームです。

――日本の青少年は、サッカー人口が多く、かなりの割合だと聞いています。

日本の人口はわずか1億2千万人ですが、あんなに多くの子どもたちがサッカーをしていました。これは想像もしなかったことで、とても驚きました。同じように、コーチの数も多い。今回見たのはU-13だけですが、その他の年齢でも同じように多くの子どもたちがサッカーをしていることが想像できます。主催者側によると、日本ではどの年齢のチームでも同じような規模の試合を開催できるそうです。

――今回の日本訪問で、危機感を覚えましたか?

確かにそうです。今回の大会を例にとると、日本はU-13だけで33チームあり、しかも上位8チームはほぼ同じレベルにあります。ベスト8に入れなかったチームの実力も大差ありません。中国でU-13の試合をしようとしたら、まず、これほど多くのチームを組織できるかという問題にぶつかります。たとえ30チームそろえたとしても、そのレベルを保証できるのか。試合をしても成果があるのか。ナショナルチームを結成するにしても、日本はどれほどの選手の中から選抜でき、わたしたちは何人の中から選抜することになるのか。現在の青少年に対する具体的措置を変えなければ、今後格差はどんどん広がっていくでしょう。わたしたちと日本との格差は、技術?戦術面だけでなく、それよりもこうした方面にあるのです。しかし同時に、今回のわたしたちのU-13チームの戦いぶりから見て、全国の半分または3分の1のクラブが後続の世代と青少年への育成をしっかり行えば、そう立ち後れることもないと信じています。

――ここ数年の日本の青少年サッカーの急速な成長は、国の経済水準と関係がありますか?

経済は主要な原因ではありません。最大のポイントは、わたしたちには制度的なしかるべき方法や措置が十分でないということです。当面の急務は、青少年の育成をもう口先だけでは終わらせないこと。行動を起こさなければなりません。

――1クラブとして、今何ができますか?

まず、クラブとチームの構築をたゆまず強化し続け、青少年の育成を着実に成し遂げることです。それと同時に、適切で実行可能な手段を講じ、青少年の育成事業の具体的実現を図るよう、中国サッカー協会、関係企業?部門、他のクラブに呼びかける必要があります。全員が心を合わせてこの事業に取り組めば、3~5年後には、状況が変わるものと信じます。

「人民網日本語版」2006年9月19日

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