先般、中国の大手市場調査会社の『CTR市場研究』は上海と北京で新聞発表会を開き、中国の青少年の生活状態についての調査結果を発表した。 この調査は同会社のメディア?製品研究部と中国青少年研究センターが提携し、13-18歳の青少年のメディアと製品の消費習慣、人生観、価値観、生活パターンについて行った研究?調査であり、北京市、上海市、広州市など8都市の8000人の青少年たちを調査の対象としたものである。調査のサンプルを選ぶ際、『中国教育統計年鑑』、教育委員会およびほかの教育?行政管理部門が提供した中学校?高校のリスト、学年設置、学生の数に基づいてサンプルの枠組みを構築し、非常に代表性があるので、245万人の中学校?高校の在校生についても類推することができる。 当面、中国の青少年たちの消費力はすでに無視できないものとなっている。この調査のデータによると、北京市、上海市、広州市など8大都市の青少年の44%は自らの口座番号を保有しており、毎月のお小遣いは200余元にも達する。旧暦正月の一人当たりのお年玉は1400元に達し、上海の青少年たちのそれはさらに2000元を上回っていたため、お年玉だけで3.3億元の消費ポテンシャルを生み出している。お年玉の50%以上が青少年たちにとって自由に使えるものである。青少年の消費習慣、価値観、生活パターン、メディアと触れ合う習慣をよく知ることは、企業がメディアを通じて製品をPRし、新製品の開発戦術を練る際に重要な指導的な意義がある。 この調査結果によると、都市部のほとんどの青少年は食品?飲み物、学用品、アニメ?雑誌の購入のためにお小遣いを使っている。また、オンラインゲームも青少年をひきつける重要な存在である。月間のオンラインゲームのための一人当たりの出費は82元となっている。青少年たち向けのケイタイ市場は非常に大きなものである。現在、ケイタイを利用する青少年の数は127.4万人にのぼり、月間の通信料金は70元を上回っている。また、個人用デジタル製品に対しても青少年たちは目覚しい消費力を示している。近々にデジタル製品を購入する気のある青少年は100万人以上に達している。ブランド意識では、製品の質がブランドよりも大切であると答えた青少年は総数の70%を占めた。 メディアとの接触では、成人に比べれば、青少年の接触範囲はより広いものである。テレビ、新聞、インターネットなどのママメディアのほかに、アニメ、書籍、映画館などのメディアに対する青少年たちの注目度もかなり高い。また、インターネットは青少年の参加率の高いメディアである。 「チャイナネット」 2006年9月20日 |