重慶の大足石刻芸術博物館の責任者がこのほど明らかにしたところによると、大足石刻の千手観音像は風化および、表面の金箔のはがれが深刻になったため、遅くとも10月に一部について試験的な修復作業を行う。この試験結果に基づいて修復期間を定めるが、観光客の見学に影響はないということだ。 千手観音像は南宋時代(1127~1279年)の中?末期に建てられた世界文化遺産?大足石刻の代表作品の1つで、芸術的にきわめて高い価値を持っている。同像は88平方メートルの岩面に、観音像を中心として孔雀が尾羽を広げたような形で1007本の手が彫られており、手にはそれぞれ違った法器を持っている。 「人民網日本語版」2006年10月11日 |