アメリカ『僑報』紙の報道によれば、アメリカ連邦政府は国会に対し全米の公立学校における外国語教育のための特別支出金1.14億ドルの承認を要求した。9月20日、教育省のスペリングス長官は自らバージニア州の某高校を訪れ、当該地の学校は中国語教育、アラブ語教育の推進に力をいれるべきだと強調した。 ブッシュ大統領の「国家安全保障語学構想」計画では、中国語、アラブ語、ロシア語、ペルシャ語、ヒンディー語をアメリカの国家安全保障のための「重要言語」に指定している。アメリカは千名の高級中国語人材の招聘など、中国語人材の育成を急いでおり、投資の拡大のほか、対中協力の強化、中国からの教師招聘なども行なっており、すでに10名の中国語教師が特別招聘され、アメリカで中国語を教えている。 9月20日、訪米中の陳至立国務委員はブッシュ大統領、スペリングス教育省長官に会見して、中米間の教育、科学技術交流、意見交換の強化を話し合い、中国語教育に関する協力にも言及した。 「重要言語」教育についてスペリングス氏は「私たちは十分な学習を希望しているが、有能な教師と適切な教材が不足しています」と述べ、バイリンガル教育はアメリカがグローバル経済の中で成功するために非常に重要であることを指摘した。 現在、すでに全米の高校2400校でAP中国語の開設が計画されており、高校段階での中国語学習を可能にし、大学入学のための取得単位として認めることで、米国学生の中国語学習に対する積極性を引き出そうとしている。中米協力により「孔子学院」18校を設立し、中国語と中国文化の学習を行なう計画も進行している。 「チャイナネット」2006/10/11 |