商務部は11日、「商務発展の第11期五カ年計画綱要」の記者会見で、「三海三陸」という新たな開放の枠組みの建設を発表した。 「三海」とは、珠江デルタ、長江デルタ、および天津浜海新区を中心とする環渤海地区という、沿海部の3開放区を指す。「三陸」とは、東北部、南西部、北西部の3地区の国境、陸路の開放を指す。 沿海部の開放と比べ、「三陸」の開放ではそのモデルと位置づけが多様になる。 第1に、「三海」は港?産業?情報の優位に依存し、海路をルートに開放される。「三陸」は中国と周辺国の地域経済協力、国境の優位に依存し、陸路をルートに開放される。南西部の開放は主に中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の自由貿易圏を、北西部の開放は主に上海協力機構を、東北部の開放は主に中国とロシア?朝鮮?韓国?日本の経済協力を基盤にする。 第2に、「三海」は海外資金の導入、国際的な産業移転、輸出指向型製造業の発展を中心とする。「三陸」は周辺国との貿易?対外投資?資源開発?インフラ?物流?情報資源?技術協力の実施を中心とする。 第3に、「三陸」の開放においては、西部大開発や東北地区の旧工業基地の振興と密接に関連付けるとともに、相互補完と共同発展を特徴とする「国際回廊?国際経済協力帯」を周辺国と共に形成していく。 「人民網日本語版」2006年10月13日 |