商務部は11日、「商務発展第11次5カ年計画(2006~2010年)綱要」を発表した。「綱要」では、同期間の中国商業分野における6大発展目標が掲げられている。詳細は以下の通り。 (1)統一開放された一大市場の建設を基本的に完成させる。 (2)国内流通業の急成長を実現する。同期間における消費財小売総額は年平均実質成長率11%以上、生産資材の売上高は同11%以上、卸売?小売流通業および飲食業は同9%増を目指す。国内流通業界の就業者数は2010年には7100万人に達し、年平均180万人増加させる。東部地域における現代流通モデルを普及させ、および全国の現代流通システムをほぼ形成させる。 (3)対外貿易の成長モードの大転換を実現させる。2010年の輸出入額を平均約10%増の2兆3千億ドルに調整することを目標とし、輸出入の基本的な均衡を実現する。輸出構造と効果?利益を改善し、総合的な競争力を高め、自主発展能力を増強する。 (4)サービス貿易の急成長を実現する。2010年におけるサービス貿易額の目標を4000億ドル、年平均成長率20%とし、輸出構造の大幅改善を目指す。 (5)外資による投資効率を高める。外資直接投資の導入規模を第10次5カ年計画(2001~2005年)期間に比べ一定量増やし、品質と効果?利益を高め、構造をさらに合理化し、技術導入の消化吸収力とイノベーション能力をより高める。インフラ、農業、ハイテク、サービスなど各重点業界への外資投資比率を高め、中西部と東北地域の外資導入比率を大幅に高める。 (6)「走出去(海外進出)」戦略の実現に向けた大躍進を目指す。5年間の直接投資額累計600億ドル、対外請負工事売上と労務提携売上をそれぞれ1300億ドルと250億ドル、海外に派遣される新規労働者数を延べ150万人とする。 「人民網日本語版」2006年10月13日 |