先般、中国武術協会の程恵琨副秘書長は杭州で、「当面、われわれは最大の努力を尽くして、中国の武術を北京五輪エキシビション種目にするように努めている。中国体育総局と国際武術連合会は2008年北京五輪の舞台で中国武術の姿を提示するためにさらに力を入れることにしている」と語った。 同氏によると、武術は中国の国技と中国文化の粋として、中国の人々だけでなく、外国の人々の間でも人気があり、友情を深め、人々の健康を増進する手段でもある。武術の発祥の地として、近年、中国は五大陸の60余国に武術選手を派遣し、武術のエキシビションや交流を行い、中国の民族文化遺産をPRし、他国の人々との友情をさらに促している。当面、中国の武術は欧米やその他の地域ではやっている。中国の武術がもっているアスレチック、武芸、芸術鑑賞など特別な機能はより多くの国外の武術愛好者をひきつけている。 程恵琨副秘書長は「われわれは世界に向けて武術を広めることに努めている。毎年、武術のコーチや専門家を諸国に派遣し、武術関連の授業を行い、外国に滞在する武術コーチたちは武術を広める役割を果たしている。国際武術連合会が1990年に創立されて以来、100余国がそれに加盟し、ヨーロッパの加盟国が最も多く、30ヵ国を上回っている。ある国外の武術愛好者は武術を練習するとともに中国語をも勉強し、授業中は中国語の通訳も必要となくなっている。われわれは新しい『武術の套路(パターン)の競技規則』を審議し、それをパスしており、IOCが策定した五輪新種目についての基準に近づいている。同規則により、選手のパフォーマンスの動作、難度、質、エキシビションのレベルの数量化は以前より大幅に向上し、武術の魅力をできる限り生かし、世界の人々の注目を集めることを目指している」と語った。 「チャイナネット」 2006年6月12日 |