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中国、文化遺産保護に対する国民意識の向上に尽力

投稿時間:2007年08月08日閲覧数:
6月10日は中国初めての「文化遺産デー」ですが、ここ数日、中国の各政府機関は文化‥

6月10日は中国初めての「文化遺産デー」ですが、ここ数日、中国の各政府機関は文化遺産保護で収めた成果を公開し、国民の文化遺産への保護意識を高めるため一連のイベントを行っています。

中国国家図書館では。今、多くの古い書籍は一般公開されています。これら書籍には河南省で出土したいまから三千年前の甲骨文字の書籍のほか、西夏文字の抄本及び貴重な敦煌の古書と金石の拓本などがあります。

これについて、国家図書館発展研究院の李致忠院長は、「こうした古書が一般公開されたことには二つの理由がある。一つは、普段見られない貴重な古書を展示することで、これら古書は国家図書館を含む十数か所の図書館の蔵書で、いずれも貴重なものだ。第二は、古書の保護における成果を知ってもらうことである」と話しました。

国家図書館でのこの展示会以外に、中国民族衣装展、漢方医薬展など、中国における最初の「文化遺産デー」を祝って、全国各地で様々なイベントが行われています。

去年の12月、中国政府は毎年の6月の二番目の土曜日を全国の「文化遺産デー」とすることを決めましたが、これについて、中国の孫家正文化相は、「政府が文化遺産デーを記念する理由は三つある。一つは、文化遺産の保護の重要性をアピールすること。第二は、文化遺産保護という任務は容易ではないと知ってもらうこと。第三は、国民の文化遺産に対する保護意識を高めることだ」と説明しています。

中国政府の文化遺産の保護重視にはこの二つの面の理由があります。

国際的にみますと、今、文化産業は世界で最も活力のある産業の一つとなり、文化協力は東南アジア諸国との協力における重要な分野となっています。中国国内では文化財保護事業の経済や社会建設での役割がますます大きくなっていることです。したがってこれまで数千年の文化遺産は貴重な資源となっているのです。

いまお聞きいただいたのは、中南部に集まり住む少数民族?トゥーチャ族の歌です。地元でこれまで数千年伝わってきたこの歌は、亡くなった人を偲ぶものです。この歌はこのほど、国の無形文化財に指定されました。また、旧暦のお正月、4月5日の清明節、旧暦5月5日の端午の節句など517項目が国の無形文化財となっています。

これについて、中国の周和平文化次官は、「今、無形文化財の登録や管理方法の強化についての規定を制定中で、文字や画像など様々な手段によりその保護強化に努めなくてはならない。また、各地での民俗博物館と無形文化財保護センターの設置を奨励する」と話しました。

これまでの20年、中国では経済の迅速な成長に伴い、全国での都市化が急ピッチで進められてきました。しかし、これは多くの文化財を破壊しているのです。これを受けて、政府は文化遺産保護の重要性と緊迫性を十分認識するようになり、また、保護活動への投入も増やしてきました。

これについて、孫家正文化相は「文化遺産保護で、まだやるべきことが沢山ある。この面では政府の主導的な役割を発揮する一方で、社会全体の文化遺産に対する保護意識を高めなければならない」と強調しています。

「CRI」より 2006/06/12

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