中国国務院発展研究センター産業部筋によると、現在、中国の面積ベース都市建築物保有量は390億平方メートルとなっており、2020年には690億平方メートルに増加する見込み。 同筋は、有効な省エ奨励措置が講じられなければ、2020年の住宅および商業施設のエネルギー消費は11億トン標準炭相当に達し、2000年の約3倍に膨れ上がる可能性があると予測されている。 建築物の省エネ問題は、すでに中国のエネルギー消費削減の面で差し迫った課題となっている。既存建築物のエネルギー利用効率の向上や新築建築物における高効率の冷暖房システムの利用は、大量のエネルギー節減につながると見られている。 国務院発展研究センターの推計によると、2020年までに、2億4000万トン標準炭相当のエネルギー節減が可能であると見ている。これと同時に、建築物内部の照明や家電製品におけるエネルギー節減は9400万トン標準炭相当になる見通し。 「チャイナネット」2006年6月23日 |