中国財政部と中国人民銀行の認可を経て、中国銀行は中国最初の貯蓄型国債(電子記帳式国債)の試験販売銀行となった。中国銀行各支店の大半の営業拠点は、6月26日から貯蓄型国債口座の開設を開始しており、7月初めにこの新タイプの国債商品が発売される予定。 貯蓄型国債は、財政部が国内の中国公民向けに公開発行し、電子記帳方式で債権を登録する非流通人民元建て債券である。その他の非国債金融商品に比べて、貯蓄型国債は高い信頼性、高い安全性、利息の所得税免除、収益安定、現金化しやすく、購入しやすいなどの利点がある。 伝えられるところによると、今回の貯蓄型国債のスムーズな発売を確保するため、中国銀行は電子システムのテスト、スタッフの研修、新商品のPRなどの面で大量の前段階の準備作業を行った。7月初めになると、人々は中国銀行の営業拠点で貯蓄型国債を購入できるようになる。 中国銀行は2008年北京五輪協賛銀行として、同行と貯蓄型国債に関する取引を行う顧客のために、北京五輪のロゴおよび北京五輪マスコットの「福娃」がプリントされた貯蓄型国債代理保管通帳を特別に用意している。このほか、中国銀行が今回代理販売する貯蓄型国債は、支払われた利息あるいは元利がその日のうちに顧客の口座に入金されることになるという。 「チャイナネット」2006年6月27日 |