国務院はこのほど、「保険業の改革と発展に関する若干の意見」を発表した。「意見」は、完備された市場システム、幅広いサービス分野、信用性のある規範的経営、十分な支払い能力、総合的競争力を備え、高スピード?高品位?高収益力を実現した現代的な保険業界を整備する必要があると指摘している。 これらの目標に向けた当面の課題として、以下の6点が挙げられた。 (1)損害保険、生命保険?傷害保険、再保険、保険仲介業など保険サービスの分野を拡大し、保険市場システムを完備する。 (2)業界構造改革の続行、企業のコーポレートガバナンス(統治機構)の改善、対外開放の質とレベルの向上などにより、国際競争力と持続可能な発展力を強化する。 (3)自主革新の推進、産業構造の改善、成長方向の転換などを進め、サービスの水準を向上させる。 (4)保険資金の運用?管理を強化し、運用レベルを高めることで、国民経済を資金面からサポートする。 (5)監督管理方法の強化?改善やリスク回避を図り、被保険者の合法的な権利と利益を適切に保護する。 (6)法規?政策の整備、保険知識普及のための宣伝、保険の信用体系の確立、信用性の向上促進などを進め、良好な発展環境を作り出す。 「人民網日本語版」2006年6月28日 |