1年以上の準備を経て、中国国土資源部は中国土地市場研究プロジェクトをスタートさせた。国土資源部の孫文盛部長がプロジェクト指導グループのトップとなり、以下李元副部長を初め、土地利用管理司、企画司、財務司、地籍管理司および土地調査企画院などの部門の責任者もプロジェクト指導グループのメンバーに加わっている。中国土地調査企画院が具体的にこの研究プロジェクトを引き受けている。 この研究プロジェクトの目的は、土地市場発展の歴史を探求し、中国の特色のある土地市場建設に理論と現実の両面からのよりどころを提供するとともに、今後の土地市場建設の目標を明確にし、土地資源の配置において市場の役割を存分に発揮させ、土地資源の経済?社会の持続可能な発展を保障する能力を高めことにある。 この研究プロジェクトは5つの部分からなっている。 1、中国土地市場建設の理論研究を推し進め、土地市場の定義、基本的な役割、特徴、構造および土地市場発展の趨勢を提示すること。 2、中国土地市場の現状分析を行い、中国の土地市場建設における経験、不備および原因を分析し、中国の土地市場の基本的枠組みの構築のための基盤を打ち固めること。 3、土地市場の将来についての青写真を描き上げること。国内の環境の変化が土地市場に与える影響について分析を行い、中国の土地市場建設プロセスの既存問題を踏まえて、自然の原則をベースに、最新の成果を吸収し、中国の土地市場建設の目標、枠組みおよびこの枠組みの構築に必要不可欠な新制度や政策措施について提案する。 4、土地市場建設目標を実現するためのプロセスについて研究すること。改革の目標をもとに、いくつかの重要問題について実施案を提示する。 5、比較研究を行うこと。いくつかの国?地域のかなり成熟した土地市場に対して比較研究を行い、それらの国?地域の経験と教訓を汲み取る。 なお、この研究プロジェクトは、3年以内に完了する見通し。 「チャイナネット」2006年6月28日 |