中国国家航天局(航天:宇宙飛行の意)の孫来燕局長は19日、月周回探査を基礎に、今後5年間で月面探査や、火星探査を主軸とする深宇宙探査計画を積極的に進めていく考えを示した。 孫局長は北京で開かれた第36回世界宇宙科学大会で「中国は月の資源分布の規則性やその利用に関する研究を進める。地球と他の惑星の比較研究を通じ、異なる角度から、地球周辺の宇宙環境や、地球内部の各層の形成?変化の規則性を認識する。人類が地球上で生存と発展を続けるため、科学的な根拠と対策を提供する」と述べた。 中国は今後、太陽やブラックホールの観測と研究を通じて、恒星と宇宙の進化プロセスへの理解を深めていく。向こう5年間で、天文衛星の自主開発と打ち上げを行い、天文観測のいくつかの分野で、世界の先進レベルを目指す考えだ。 「人民網日本語版」2006年7月20日 |