河南省の商務庁と財政庁はこのほど、「河南省外資系企業投資プロジェクト手続代行制暫定規定」を公布?施行した。これにより、省レベル以上の外資系企業の投資プロジェクトをめぐる諸手続きを省の関連機関が一括して代行するようになり、長年行われてきた国の関連部門による審査許可制が終わりを告げた。 これまで外資系企業が河南省で投資プロジェクトを実施しようとする場合、実施に先立って国の関連10数部門(商務、工商、国税、地方税、技術監督部門など)で10数項目にわたる審査手続きを行う必要があり、手続き完了までに45作業日前後かかっていた。新制度の導入後は、同省の外資系企業投資コンサルティングサービスセンターがすべての手続きを代行することになり、面倒な手続きに頭を悩ます必要はなくなった。 新制度では、条件を満たした外資系企業の投資プロジェクトについて、一律に無償で手続きを代行する。同省の規定によると、省レベル以上の機関が審査認可権や管理権を管轄するプロジェクトを対象に、同センターが実施機関となって、主に認可証書、営業許可証、外貨登記、税務登記の申請や変更などの各種手続きを代行する。 同省商務庁の李清樹庁長の説明によると、今後は審査の過程で、企業が部門ごとの手続きに奔走する必要がなくなる。センターの代行員は政府関連部門と交渉し、手続きの受理から内部調整、追跡調査、フィードバック、プロジェクト終了までの全プロセスについて、一括して無償で代行サービスを提供する。手続きに要する時間は従来の約半分に短縮され、代行費用は省の対外経済貿易発展促進予算から支出される予定だ。 「人民網日本語版」2006年7月12日 |