6日、中国農業部の杜青林部長は全国農業科学技術刷新会議の席上で、50年間の発展を経て中国は世界最大規模の農業科学技術研究普及システムを確立した、と述べた。 杜部長は、「現在、中国は12万余人の職員を擁する1200余の農業科学研究機構、103万人の農業技術普及員を擁する15.5万の農業技術普及機構を擁している。農業科学研究とその普及は中国の農業発展に大きく貢献しており、特に各レベルの各種農業科学研究機構は、農業科学技術の刷新、農業発展促進のために欠くべからざる役割を果たしている。長年にわたり、中央と地方の農業科学研究機構は次々に科学研究成果を結実させてきた。しかし現有の科学研究普及体制と農業科学技術刷新の加速という要求との間には、研究機構や研究内容の重複、過度の競争がもたらす大成果の希少化、科学研究テーマと生産現場の農民の必要性との乖離、農業技術普及チームの不安定性など、まだまだ解決が待たれる問題が存在している。 現在、中国農業の科学的進歩に対する貢献率はすでに48%前後に達してはいるが、アメリカの農業科学技術貢献率81%、成果転化率85%にははるかに及ばない。こうした問題を解決するためには、農業科学技術刷新システム確立を加速し、さらに深化した農業科学技術体制改革を行なわなければならない。 中国は中央、地方の農業科学研究機構、農業関連高等教育機関の科学研究基礎施設を強化し、農業科学技術刷新国家基地、地域センターを確立し、農業科学技術の原始刷新を向上させ、再刷新能力を集成刷新、導入消化しなければならない。さらに、中国は2020年までに機能が完備し、高効率に運用される合理的に配置された国家農業科学技術刷新システム、成果を高効率に転化させる応用システムを確立し、新型工業の知識バンク、技術バンク、加速器として機能させる。これが実現すれば、中国の農業科学技術の進歩に対する貢献度は63%にまで向上するであろう」と語った。 「チャイナネット」2006/07/17 |