7月16日、中国女子テニスチームはテニス女子国別対抗戦フェドカップの前八立入りを果たし、数多くのメディアに注目された。夕刊『重慶晩報』紙の関連記事によると、AFP通信が最も早く中国女子テニスチームのブレークスルーを伝え、その記事の中心は、「中国の女子テニス種目の進歩は驚くべきもの」という内容であった。 AFP通信の記事によると、中国女子テニスチームが4-0でインドネシアを降し、3-0でドイツを下し、フェドカップの世界前八位に入ったことは試合の前に誰も予測してはいなかった。これは、中国の女子選手、中国テニス協会および中国のテニスファンたちにとっても信じられないものであった。これまで、中国の女子テニスは同カップのアジア?太平洋グループさえ突破できない成績に甘んじていたが、現在、中国女子テニスチームは予想外にも世界前八位に入った。今後、中国女子テニスチームはベルギー、アメリカ、ロシア、イタリアなどの強豪チームと対陣することになっている。道理で李娜選手ら中国女子テニスチームの選手たちは試合の後でも喜びを隠しきれない表現をしていた。 1963年の第一回フェドカップ以来の40年間、中国女子テニスチームはアジアから羽ばたくことはできなかった。20世紀90年代後期や21世紀初期において、日本代表チームのパフォーマンスは非常に優れたものであった。伊達公子選手と杉山愛選手はそれぞれ国際テニス界で優れた成績をおさめたが、この2年間の日本選手のパフォーマンスの後退気味で、中国女子テニスチームは格段の進歩をとげ、2004年に李婷選手と孫甜甜選手がアテネ五輪テニス種目の女子ダブルスの金メダルを獲得してから、中国女子テニスの進歩はこれまでになく大きなものとなった。 AFP通信は「フェドカップの世界前八位入りは遂げたが、今後続けて世界一部の地位を確保することは保証できないので、これからは頑張りつづけなければならない」とアドバイスともとれる論評をしている。 「チャイナネット」 2006年7月18日 |