国家統計局は25日、ウエブサイトに、2006年度上半期の「世界経済の運行概況及び年間情勢分析」という報告書を掲載しました。 それによりますと、6月末までに、中国の外貨備蓄残高は9411億ドルに達しており、去年同期より32.37%増え、世界トップになったということです。これについて、業界内は、アメリカドルで計算される資産が相当な割合を占めていると指摘するとともに、持続的に高度成長を続けている外貨備蓄残高は、市場流動性が過剰になり、衝動的な貸付の勢いが弱まらないという結果を招く。そのため、中央銀行による通貨のコントロールの効果が制限されるとしています。 報告では、ドル資産備蓄による損失リスクを分散するため、外貨備蓄の多元化の実施を速めるよう、提言しています。 「CRI」より 2006/07/28 |