オリンピックが北京市の重要な構成部分となり、市民一人一人の日常生活になじんでいくにつれ、多くの市民たちもオリンピック開催のため、さまざまな行動を起こし始めた。 李軍さん(タクシードライバー) タクシーの運転手を7年やっています。北京の車の数は以前に比べてずいぶん増えました。オリンピック開催までに北京の交通問題を緩和するため、北京の道路の多くは、拡大工事を行っています。このため現在、これらの工事の交通への影響は確かにありますが、それも全て2008年に皆さんが気持ちよく外出できるようにするためです。 2008年には、私たちタクシードライバーは都市の窓口として、海外のお客様にサービスを提供する機会が大幅に増えるでしょう。そのため、タクシー会社では英会話の訓練も行っています。英語の学習はオリンピック開催のためだけでなく、私たちサービス業の仕事そのものにとっても役立つことだと思います。これまでに、すでに簡単な英会話は話せるようになりましたが、後2年間もっと努力して、オリンピックの時には海外の選手たちと、楽しく会話できるようになりたいです。 党玉霞さん(退職職員) 以前働いていたときは、スポーツに対してはっきりとした概念を持っていませんでしたが、北京オリンピックの招致が成功して以来、少しずつスポーツが好きになりました。普段からさまざまな競技の中継を見るなどして、スポーツの常識を増やしています。そうじゃないとオリンピックの時、試合を見てもわかりませんからね。 景山地域にスポーツレジャーランドができてからは、そこでよく体を動かしています。とても体にいいんですよ。自らスポーツをすることも北京オリンピックを支持する行動の一つだと思います。もし北京市民がみなスポーツに関心がなければ、オリンピック開催が成功するわけないでしょう? 退職したとはいえ、体は元気だから、オリンピックのために何かしたいと思っています。街でオリンピック関連のイベントをやっているのを見かければいつも積極的に参加しています。オリンピックのボランティア志願者選考の際には、私たちのような、退職した高齢者のことも選んで欲しいですね。なぜなら私たちは北京のことをよく知っているし、オリンピックのために自分のできることをやりたいのです。 趙鋼さん(企業管理職) 1990年の北京アジア競技大会をよく覚えています。当時私は南開大学(天津市)の学生でした。2人のクラスメートが開幕式を見るために自転車で北京まで行ったんです。彼らは開幕式を見ることはできませんでしたが、帰ってきてからクラスメートたちはみな羨ましがりました。何といってもアジア大会の雰囲気を間近に感じ取ることができたのですから。 現在私は仕事で北京に住んでいますが、2008年のオリンピックが日に日に迫り、身をもってオリンピックの雰囲気を感じ取ることができるのをとても光栄に思います。 北京に来てからの数年間、この都市の変化を目の当たりにしてきました。2008年のオリンピック開催時には都市建設はもっとすばらしくなり、住宅環境や交通状況はさらに改善され、政府の事務効率もさらに向上するだろうと確信しています。 「人民網日本語版」2006年8月9日 |