8月8日、王偉北京五輪組織委員会実行副主席、秘書長と蒋効愚北京五輪組織委員会実行副主席は記者会見の席で、五輪準備作業の進捗状況について紹介し、記者の質問にも答えた。 王偉氏は、「政府と国民の皆様の全力を挙げてのサポートを得た北京五輪の諸般の準備作業は現在、計画通りに順調に進められている」と述べ、さらに次のように語った。 特色のある、ハイレベルの北京五輪を主催することは、われわれが世界に向けてちゃんと約束したことであり、中国政府と国民が求め、期待していることでもある。「一つの世界、一つの夢」は北京五輪のキャッチフレーズと主旨である。「グリーンの五輪、科学技術の五輪、人文の五輪」は北京五輪の三つの理念である。 政府のサポートのもとで、五輪ニュースプレスと安全確保作業協調グループの設置に続いて、今年、五輪外事作業協調グループ、首都空港作業協調グループ、トーチリレー作業指導グループ及び開幕式、閉幕式作業指導グループが設置され、準備作業の順調な進捗のために力強い組織?メカニズム面の保障を提供するものとなっている。北京市政府は、北京2008プロジェクト建設指揮部、環境整備指揮部と五輪立法協調グループを設立し、五輪施設の建設、都市環境の整備及び五輪開催時の政策研究作業を担当することになっている。幅広い社会各界の人々が五輪のマーケット開拓、エンブレム、テーマ?キャッチフレーズ、マスコットと五輪ソングの募集などの作業に参加し、われわれに大きな支持を与えてくれた。社会全体においては熱烈で秩序立った準備作業に参画しようとするムードがすでに醸成されている。 王偉氏はまた、次のいくつかの面で、北京五輪組織委員会の仕事の展開状況を簡潔に説明した。 オリンピック関連施設の建設はスムーズに進んでいる。北京オリンピック開催期間に、37の試合施設と76の練習施設が利用されることになっている。新規建設を必要とする15の施設はすべて着工されており、いくつかの主要施設の主体工事はすでに完了している。オリンピック選手村などの施設の建設も順調に進んでいる。改造、拡充を必要とする一部の施設や仮設施設の工事も着々と進められており、今年末までに、改造、拡充を必要とするすべての施設が着工されることになっている。 各種競技の組織の作業も着々と進められている。北京オリンピックの競技日程はすでに決まっている。28種目の競技主任も決定されている。大部分の試合種目の練習施設もすでに完工している。香港オリンピック馬術委員会も設立され、北京以外で行われる試合の準備作業も順調に進んでいる。オリンピック開催前には、北京では一連のテスト試合が行われることになっている。現在、北京市と青島市の人民政府の関係部門は、今月の中?下旬に開催される第11回世界女子ソフトボール選手権大会および青島国際ヨット競技大会の準備に鋭意取り組んでいる。 パラリンピックの準備作業も同時に進められている。パラリンピック準備組織の体制も整っており、都市のバリアフリー施設の建設も加速し、北京パラリンピック市場の開発計画も始動し、22社の国内外の企業がパラリンピックの協賛企業あるいはスポンサーとなっている。パラリンピックのロゴマークも発表され、北京パラリンピック開幕まであと2年となる今年9月6日には、パラリンピックのマスコットが発表されることになっている。 マーケットの開拓にも進展が見られる。11社の国際オリンピック委員会(IOC)のグローバルパートナーが北京オリンピックのために資金とサービス面でサポートを提供してくれるほか、11社の国内外の企業が北京オリンピックの協賛企業、9社の国内外の企業がスポンサーとなってくれている。独占サプライヤー6社とサプライヤー1社も確定している。 |