インターネットでの出会いをきっかけにした恋愛や結婚に関する最新調査の結果がこのほど発表された。8割以上の回答者がネットを通した恋愛や結婚の成就を受け入れ、そのうち3割の人は、ネットで始まる恋愛や結婚を自分も体験してみたいと思っていることが明らかになった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 この調査は、北京、広州、上海で行い、10万人分のアンケート用紙がネット上、あるいは実際に配られた。「交際範囲が狭く、出会いのチャンスが少ない」「仕事が忙しく、時間が足りない」などが、現代人の恋愛や結婚相手を探す際の障害になっているという結果が出た。それが多くの若者を、ネットでの愛情探しに向かわせているようだ。 出会い系サイトで人生の伴侶を見つけることは可能だと思う回答者は、この2年間で2~3回の恋愛をしているケースが最も多く、ネットでの恋愛を「否定する」人や、「状況を見る」という人は、2年間で1回ほどの恋愛にとどまっていることがわかった。 ネットでの結婚相手探しに最も影響を与える要素は何だろうか? 回答者の47.3%は、安定した恋愛や結婚にとって一番大切なのは「感情」だと考えている。次に「ものの考え方」で、32.1%を占める。物質的な要素は3番目だった。多くの回答者は、交際し始めの段階に物質的な問題を話し合うことが、安定した恋愛や結婚に大切な役割を果たすと信じている。 ネットでの恋愛は詐欺事件につながるケースも多くあり、また多くの人がネットで得た情報の信憑性を不安視している。しかし出会い系サイトを利用している人に限れば、いまだに半数以上の人が、サイトを通して友達や人生の伴侶と知り合えると信じている。 「北京晩報」の報道によると、今回の調査は、中国の出会い系サイト「億友」が提唱し、専門のインターネット調査会社「艾瑞」が委託を受けたもので、1カ月半かけて行われた。 「人民網日本語版」2006年8月3日 |