上半期の中国の経済成長率は10年来の最高記録である10.9%となり、経済の発展を支えている石炭?電力?輸送の逼迫状況も際立って緩和している。 中国国家発展改革委員会によると、上半期の中国の電力、石炭生産と鉄道貨物輸送量はそれぞれ12%、12.8%、6.3%増となっている。第2四半期には、全国1.8万社以上の大?中企業の中で、石炭使用企業の8割において石炭がスムーズに供給され、深刻な供給不足となった企業はわずか1.3%で、8割以上の企業の電力供給も正常で、深刻な電力供給不足となった企業は1%にとどまっている。このほか、上半期の価格調整以来、国内の製品油供給も全般的に安定を保っている。 その一方で、発展改革委員会筋は、6月中旬以降、電力需要の総量が急速な伸びを示し、ピーク電力負荷の上昇が目立ち、広東省などでは、電力供給に依然として一定の不足が存在していると指摘している。 全国的に安定を保っている状況においても、福建、上海、吉林、河北、山西などの省?直轄市の製品油供給はなお需給の逼迫感が見られ、国内製品油供給の安定確保の圧力はかなり大きい。 発展改革委員会は引き続き製品油需要総量に関する分析と調節を行い、市場監視を強化し、経済運営過程の矛盾や問題の解決を図る方針である。 「チャイナネット」2006年8月4日 |