王毅駐日大使は3日、日本?東京で開幕した「第2回北京-東京フォーラム」の席上で、対日政策について中国政府の立場を説明した。中国の英字紙?チャイナデーリーのウェブサイトが伝えた。 王大使はこの中で、中日関係の改善がすでに両国民の一致した要望になっていることを強調。両国の関係が現在のこう着状態を早く脱するよう、次の4つの面で努力することを提案した。 (1)相互理解の促進:中国は改革開放以降、すでに歴史的な進歩を遂げている。日本もさまざまな改革を進めている最中であり、双方とも平和発展の道を貫く必要がある。 (2)政治的な困難の克服:正しく歴史に対処し、存在する問題を適切に処理することは、双方が未来に向かって長期的かつ安定的な関係を打ち立てるための、契機と原動力になるだろう。日本側が明確な判断を下せば、中国側も善意で応えたい。 (3)相互の信頼回復:国同士の関係は人同士の付き合いと同じく、相互信頼を確立し、大事にしなければならない。中日共同声明など3つの政治文書は、双方が守るべきルールを定めている。現在、先の世代の政治家が行った厳粛な約束を、もう一度温め直し、両国の新たな指導者による相互の信頼を再構築する必要がある。 (4)互いの利益獲得の実現:中日関係の方向には、二国間の枠を越える重要な意義があり、両国の関係改善はアジア諸国や国際社会が切に期待するところでもある。双方は互いの優れた点を活かして補完し合い、互いの利益獲得を模索し、より協力的な、調和の取れた、開放されたアジアをともに構築するべきだ。 「人民網日本語版」2006年8月4日 |