中国保険監督管理委員会の呉定富主席は4日、上海で開かれた上海市保険工作会議に参加し、「中国の金融業界で最も早くに、最も大きく開かれ、開放過渡期も最も短い業界として、中国の保険業は対外開放分野で新局面を呈している」との見解を示した。 中国のWTO加盟時の合意事項により、中国保険業は2004年12月11日に全面的に対外開放された。呉主席は「保険業界は現在、『中国企業主体、安全管理、相互補填、協力両得、調和発展』の原則のもと、着実に発展しているところだ」と語った。 これまでに外資保険会社41社が中国市場に参入している。2005年版「世界企業500社」番付に入った保険会社46社のうち、27社までが中国大陸部に営業拠点を開設した。外資企業が大陸部全体の保険市場に占めるシェアは6.9%にとどまっているが、最初に開放された上海市場では、17%まで拡大している。 「人民網日本語版」2006年8月7日 |