国土資源部によると、今年に入って以来、地質災害が非常に頻繁に発生しているが、各クラス政府及び衆智を集め、力を合わせて災害対策に取り組んだ結果、300回あまりの地質災害を回避することに成功し、6000人余りの生命の損失が避けられ、1億元以上の経済的損失を免れた。統計データによると、全国では上半期に地質災害が7839回発生し、そのうち危害が大きかったのは372回で、199人が死亡し、22人が行方不明となり、214人が負傷し、直接の経済的損失は15.9億元となっている。それでも昨年同期に比べ、災害発生回数および人員の死傷と財産の損失はいずれも軽減している。7月に入って、台風四号と台風5号の影響を受け、福建、江西、湖南、広東、広西などの省と自治区で土石流や地すべりが頻発し、それによる人員の死傷と財産の損失は深刻であり、192人が死亡し、79人が行方不明となり、45人が受傷した。 往年は西太平洋で形成する台風の約四分の一が我が国に上陸し、今年はこれまでの5つの台風のうちの4つが我が国に上陸し、我が国の災害対策にとって非常に厳しいものとなった。往年とほぼ同じ損失を保っていることは、各クラス政府と人々が力をあわせ、災害対策に取り組んだおかげであり、それゆえに自然災害の試練に耐えられたのである。 中央から地方までの各クラス政府は人々の生命と財産を守ることを防災の第一位に置き、衆智を集めて自然災害と戦う面での技術的手段も日増しに向上し、経験を豊かになっている。例えば、携帯電話やインターネットを利用して警報を出すこと、末端幹部が国土資源機関の協力管理係りとなり、災害対策の第一線で大きな役割を果したことなどがそれである。雲南省楚雄などの地方政府は地質災害観測連絡係、予報信号、避難ルート、避難地などの内容をカレンダーに印刷し、家々の壁に掛けておくようにしている。 「チャイナネット」2006/08/14 |