温家宝総理は25日北京で、「中国は、EUとは相互尊重と平等互恵を踏まえ、双方の政治的往来を強化し、互恵協力を深め、対話と協商を通じて。貿易摩擦を含む互いに注目する問題を適切に解決していきたい」と強調しました。 これは中国を訪問したフィンランドのバンハネン総理と会談した際述べたもので、温家宝総理は、「当面、中国とEUとの全面的な戦略的パートナーシップは良好に発展している。中国側はより建設的な姿勢でアジアとヨーロッパとの協力に参与し、フィンランドによる今年秋の第六回アジア欧州サミット主催に協力し、アジア欧州関係の長期的、かつ安定し健全な発展を促していきたい」と述べました。 中国とフィンランドとの関係に触れた温家宝総理は、「中国側はフィンランド側とのハイレベルの往来をこれからも維持し、情報通信とエネルギーなど分野の協力を拡大していきたい」と述べました。 これに対しバンハネン総理は、「フィンランド側は、中国との上述分野での協力を一層強め、またフィンランドのEU?欧州連合の議長国任期中に、中国とEUとの各分野の協力を深め発展させていきたい」と表明した上で、一つの中国の政策を堅持していくというフィンランド政府の姿勢を改めて表明しました。 「CRI」より 2006/04/26 |