中国国内の各銀行が発行する人民元口座向けカード「銀聯カード」の、中国大陸部域外の20カ国?地域における昨年の取引額は、127億6千万元だった。国家外匯管理局の李東栄副局長が25日、全国銀行カード作業会議で明らかにした。 「銀聯カード」の同年の香港での取引額は67億7千万元、澳門(マカオ)は57億7千万元。大陸部住民にとって、観光やショッピングなど、香港や澳門での消費活動を便利にするツールになっているようだ。 昨年末現在、大陸部域外で「銀聯カード」業務を取り扱う機関は2万9400カ所、POS端末は4万5300台、現金自動出入機(ATM)は6万2300台。 「銀聯カード」の大陸部域外での取扱いは2004年、香港と澳門で始まった。昨年1月には、シンガポール、タイ、韓国で取扱いがスタートし、同年12月にはインドネシア、ベトナム、フィリピン、ドイツ、米国、フランス、ベルギー、ルクセンブルク、スペイン、日本などでスタートした。 銀行カードは、中国人にとって現金に次ぐ決済ツールだ。中国では昨年、銀行カードによる取引額が47兆元(2000年の10.4倍)に上り、うち消費は9600億元(同8.5倍)だった。 昨年末現在、中国に銀行カードを発行する機関は175あり、発行枚数は9億6千万枚。銀行カード業務取扱い機関は39万カ所(同3.5倍)、POS端末は61万台(同3.9倍)、ATMは8万台(同2.1倍)。 「人民網日本語版」2006年4月26日 |