訪米中の呉儀副総理は3日、同国ハワイ州のリンダ?リングル知事が開いた呉副総理歓迎会であいさつし、「中米経済の相互補完性と、経済貿易協力の互恵性は、中米経済貿易関係が長く発展を続けるための基礎であり原動力だ。中米経済貿易協力の強化は、両国と両国国民の根本利益に合致する」と述べた。 呉副総理によると、呉副総理はワシントンで米商務省のグティエレス長官や、米通商代表部(USTR)のポートマン代表とともに、第17回中米商業貿易合同委員会を主宰する。中?米双方は、各自が関心を寄せる経済貿易問題について率直な意見交換を行い、問題解決に向けた適切な方法を検討する。 呉副総理は、中米経済貿易問題を適切に処理するためのカギとして、次の3点を挙げた。 (1)双方が誠意を持ち、問題を回避せず、積極的に問題解決に取り組む必要がある。 (2)相手の立場になって考え、自身の利益だけでなく相手側の利益にも配慮し、無理強いしてはならない。 (3)共通点を求め相違点を留保するよう努め、一時的に解決が難しい問題は長い目でじっくりと検討する。双方いずれもが認め、いずれにもプラスになる事柄は、機会を逃さず問題解決を急ぐ。 呉副総理はさらに、「中米双方はいずれも、対立の適切な解消、二国間協力の強化、発展の積極的促進に、誠意を持っていると信じる。双方の積極的な意思疎通と友好的な協議を通して、第17回中米商業貿易合同委員会が前向きな成果を上げ、中米経済貿易関係の大局を維持し、中米首脳会談に向けてプラスの環境を整えると信じる」と述べた。 「人民網日本語版」2006年4月6日 |