甘粛省環境保護部門の調査によると、現在、甘粛省内の黄河流域では下水排水量が年間2億3700万トンに上り、生活排水の処理率はわずか34%で、大量の生活排水が未処理のまま黄河に垂れ流されている。こうした状況に対応するため、甘粛省は第11次五カ年計画(2006~10年)期間に49億7千万元を投入して黄河の汚染対策を進める。2010年には省内流域の水質が安定し、基準に達することが目標だ。 黄河の甘粛省区間は全長913キロで、4つの市?州を通過して流れる。同省では工業汚染源対策と都市部の汚水処理工場建設が遅れており、これに水量の減少が加わって、黄河の水質が目立って低下した。 「人民網日本語版」2006年4月10日 |