外交部の劉建超報道官は11日の記者会見で、記者からの質問に答えた。 ――外交部の武大偉副部長は現在、東京で「北東アジア協力対話」に出席し、武副部長はこの期間、中国メディアに対して6カ国協議の進展への期待を示した。武副部長の発言にはどのような意味があるのか。 武大偉副部長の今回の日本訪問は、北東アジア協力対話への出席ではない。6カ国協議の各国代表団関係者すべてが東京にいる機会を利用して、6カ国協議のプロセスや朝鮮半島核問題をいかに解決するかなどについて、各国と協議を行うためだ。これは、北東アジア協力対話の外での接触だ。武副部長は東京滞在中に、関係各国の団長や副団長と接触や協議をもった。武副部長は協議の中で、朝鮮半島核問題の解決は半島の平和と安定の維持に役立ち、各国の利益に合致すると強調している。現在、最も差し迫っていることは、朝鮮半島核問題の解決に力を集中させることであり、各国は第4回6カ国協議で得られた共通認識と約束を、具体的な措置を講じて適切に実行するべきだ。われわれは、このような接触と協議が有益なものだと考えており、各国も提案を提示している。各国が意思疎通をより強化し、意見の相違を縮小することで、6カ国協議を早期に再開させるよう望む。 「人民網日本語版」2006年4月12日 |