アメリカのブッシュ大統領の招きで、中国の胡錦涛国家主席は18日、アメリカのワシントン州のシアトル市に到着し、4日間のアメリカ公式訪問が始った。胡主席及び夫人の劉永清女史は空港で、ワシントン州のクリスティン?グレゴワ知事、アメリカ駐中国のライド大使を初めとするアメリカの政府役人、議員及びボーイング、マイクロソフトなどの企業のトップの熱烈な歓迎を受けた。胡主席は空港で書面による談話を発表した。要旨は次の通り。 美しいワシントン州のシアトル市は今回の訪米に際しての最初の訪問地となった。ワシントン州とシアトル市は美しい環境と活力に富む経済で広く世界に知られており、それぞれ「常に緑に染まった州」と「ヒスイの町」と呼ばれており、アメリカから中国やアジアに通じる重要な窓口となっている。近年、ワシントン州とシアトル市の中国との経済貿易面の往来や互恵協力は急速な発展を遂げており、中米関係の発展や両国人民の友好交流に積極的な役割を果たしている。 中米はともに偉大な国であり、広範な共通の利益と確固たる協力の基盤があり、世界の平和と発展を促進する責務を共に担っている。健全で安定した、絶えず発展しつつある中米関係は、両国の人々にメリットをもたらすだけでなく、アジア?太平洋地域及び世界の平和、安定と繁栄にも寄与することになろう。 中米両国の共同の努力によって、現在、両国関係の発展の趨勢は望ましいものである。ブッシュ大統領と中米関係及び両国の共通利益にかかわる重要な問題について意見を交わすことを期待しており、アメリカ各界の人々との触れ合いの中で、両国人民の相互理解や友情を深めることをも願っている。今回の訪問は中米間の建設的な協力関係のさらなる発展を力強く促すであろうと信じている。 「チャイナネット」2006年4月19日 |