「資金調達難が依然として非公有制経済及び中小企業の発展を制約するボトルネックとなっている」。中国国家発展改革委員会(発改委)経済体制改革司の徐善長副司長は、先般開催された「第2回中国フォーチュンフォーラム」でこのように述べ、非公有制経済及び中小企業を発展させるには、民間融資問題を解決することが必至となっていると指摘した。 2005年に20の省を対象に行われたサンプリング調査では、民間融資平均指数は28.7%に達し、つまりサンプリング調査が行われた20の省において、企業の民間融資額が正規な金融機関からの融資額に占める割合が約3割となっている。この比率で推計すると、民間融資の規模は約8000億元に上る。なお、中国人民銀行は独自の方法による推計では2005年の民間融資は約9500億元となっている。 徐善長副司長はまた、民間融資が盛んになる傾向について、政府部門はこれを無視してはならず、客観的な研究と分析を行うべきであるとした上で、発改委は民間融資を国の信用システムに組み入れ、企業のために良い資金調達環境をつくり出すことをめぐって積極的に検討していることを明らかにした。 「チャイナネット」2006年4月27日 |