内蒙古自治区環境保護局によると、自治区政府は今年汚染対策にさらに力を入れ、飲用水源を汚染する可能性のある汚染物排出企業に対する整備を重点とし、人々の飲用水源の安全を保障することを考えている。 内蒙古自治区環境保護局の李万忠局長は次のように語った。自治区内の120カ所の飲用水源地にすべて保護区を設立し、飲用水の地表水源一級保護区内に汚染物排出口を設けることを断固取り締まる。2000年以降から飲用水地表水源二級保護区内に基準をクリアしていない問題のある排出口を閉鎖し、政府は排出企業に対して操業停止を命じる。飲用水源地の環境安全に対して潜在的な危険性のある企業をすべて環境保全監督管理の重点に組み入れ、オンライン監視装置を取り付け、環境保全部門の直接監視下に置く。 伝えられるところによると、第10次五カ年計画(2001~2005年)期に、内蒙古の重点河川流域の水環境は程度の差こそあれ、好転が見られることになった。2005年には、内蒙古区間の黄河の汚染の度合いも著しく軽減した。自治区の工業排水の処理合格率は39%から61%に、都市の汚水処理合格率は45%から83%となった。それにもかかわらず、重点河川流域の水汚染対策は依然として大きな課題を抱えており、重大な汚染事故が今でも発生している。 第11次五カ年計画(2006~2010年)期に、内蒙古は引き続き「汚染排出企業を整備し、人々の健康を確保する」というテーマの環境保護キャンペーンをくりひろげ、90%の主要都市の集中飲用水源地の水質が基準をクリアするよう努める。 「チャイナネット」2006/05/10 |