山東省青島市交通委員会筋によると、投資総額が90余億元に達し、青島市の東西海岸の経済センターエリアを結ぶ跨海大橋(海に跨る橋)―青島海湾大橋が世界じゅうに向けて入札募集を行うことになった。現在すでに、国内外の大手会社数十社と著名企業から問い合わせがあり、商談も始まっている。 企画中の青島海湾大橋は青島の膠州湾に跨るもので、青島市の東西両側のメーンの市街区を結びつけるもの。この橋の東の起点は青島市東部の国道308号線あたりにあり、西側が黄島に至るもの。全長は35.4キロ。その中で、メーンプロジェクト(橋の海上の部分)は28キロで、投資総額は90億元。 同筋によると、建設資金の不足を解決し、2008年北京五輪の開幕までに完工することを確保するため、工事は融資の形を採用し、国内外の財団に向けて公開入札募集を行っている。入札者は青島海湾大橋の25年間の経営権を獲得するほか、青島市政府はさまざまな特典としての政策を打ち出し、環膠州湾高速道路の運営によって、収益を得させることになっている。25年間の経営期間後、橋の運営権は青島市に返還されることになっている。 関係筋によると、青島跨海大橋は中国の高速道路ネットの企画で青島―蘭州高速道路の青島区間を起点として、「タテ五本、ヨコ四本、環状道路一本」という山東省の道路ネットワークのメーンシステムにおける「済南―青島高速道路」の重要な構成部分であり、青島市道路交通システムの海に跨る膠州湾ルートの「道路1、橋1、トンネル1」の重要な構成部分でもある。完成後には、この橋は繁忙をきわめた重要な海上のゴールデン?ルートとなっているであろう。 「チャイナネット」 2006年5月12日 |