江蘇省連雲港市の田湾原子力発電所で12日、稼動と送電がスタートした。ユニット単体の発電容量は106万キロワットで国内最大。同発電所の稼動により、中国の原子力発電の発電容量は30%向上する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 同発電所を所有する中国核工業集団公司によると、田湾発電所の1号機ユニットは12日午後8時19分、送電に成功した。 このほか、同発電所では2号機ユニットの核加熱試験も行われおり、年内にも発電?送電を開始する予定。2つのユニットが営業運転を開始すると、国内で最も経済の発展している華東地区の発電容量が、212万キロワット増えることになる。 田湾原子力発電所は1999年10月に着工した。第1発電所に設置される2つの発電ユニットは、いずれも容量106万キロワットで、設計寿命は40年。投資総額は265億2700万元に上る。 「人民網日本語版」2006年5月14日 |