中国国務院国有資産監督管理委員会(国資委と略)がこのほど公表した『中央企業業績総合評価管理暫定方法』によると、国際先進企業の財務指標は今後、中央企業168社の業績評価の基準の1つになる。 国有企業の経営管理レベルを国際大企業に近づけ、国際競争力の向上を促すため、国資委は企業の業績総合評価に国際基準を取り入れた。つまり、大企業グループに対して国内基準で評価すると同時に、国際基準での評価を行い、その優位性や不足点を見つけ出し、大手国有企業が世界に通用する企業への成長を促す狙いである。 国際基準は国際産業基準でもる。これはまた、ある産業の優秀企業の指標である場合もあれば、ある業種で上位にあるいくつかの企業の平均指標である場合もある。 『中央企業業績総合評価管理暫定方法』は先般正式に試行された。国資委は今後、優、良、中、低、劣の5つのグレードに分けて中央企業に対して財務指標の定量評価及び経営管理面の定性評価を含む総合的な業績評価を行い、評価結果は当該企業の責任者の年度及び任期内の業績考査の際の重要指標になるとされている。 「チャイナネット」2006年5月22日 |