四つの協力文書の調印につれて、2日間の日程で開かれていた中国?アラブ諸国協力フォーラム第2回閣僚級会議が6月1日午後、北京で閉幕した。この会議に出席した中国や22のアラブ諸国の外相や代表は会議の成果を高く評価し、中国とアラブ諸国との関係発展のメルクマールとなったと見ている。 昨日(1日)午前、外交部の李肇星部長とアラブ連盟のムーサ事務局長がそれぞれ中国とアラブ諸国を代表して「中国―アラブ諸国協力フォーラム第2回閣僚級会議コミュニケ」と「中国―アラブ諸国協力フォーラム2006~2008年行動執行計画」に調印した。国家環境保護総局の周生賢局長と中国貿易促進委員会の万季飛会長もそれぞれムーサ事務局長と環境保護協力共同コミュニケおよび「中国―アラブ諸国企業家大会の了解覚書」に調印した。 ムーサ事務局長は記者会見で、今回の会議は中国とアラブ諸国の関係発展のメルクマールとなり、今後の協力関係の発展を促すことになろう。参会者は今回の会議の成果に満足の意を示し、大成功を収めた会議であるばかりか、中国とアラブ諸国の協力の新たなスタートともなり、次の段階の発展のための素晴らしい将来図をも描くことになったと見ている。これら共同コミュニケと行動計画の調印は今後の重点的な協力分野ばかりでなく、それ相応の提案と決議、双方の行動の期日と場所をも提起している、と語った。 アラブ連盟外相理事会の輪番議長を務めるアラブ首長国連邦のモハメド外交事務国務部長は記者のインタビューに対して、今回の会議は政治、経済、文化のいずれの分野においても相互の発展を大きく促すことになろう。これは中国とアラブ諸国の相互理解、協力と交流を促進するためのよいスタートとなった。20数カ国の代表が参会したことは、中国との関係発展を非常に重視していることを物語っている。中国との協力はアラブ諸国そのものの経済発展を促し、アラブ地域の繁栄と安定の実現にもプラスとなると信じている、語った。 李肇星部長は、中国側はアラブ諸国との協力を強化し、このフォーラムを友情と協力を促進するフラットホームにし、中国とアラブ諸国との互恵協力を強化する重要なメカニズムにし、重要な国際及び地域問題について意見を交換する方途にすることを望んでいると語った。 「チャイナネット」2006/06/02 |