財政部は現在、関連部門と協力して、建築における浅層地熱エネルギーや太陽エネルギーの応用拡大、石油の代替資源としての生物エネルギー(バイオマス)の利用などを支援する財政政策の制定を進めている。石炭液化油や風力エネルギーの利用についても、研究を進めている。同部の朱志剛副部長が6日に開催された「全国財政経済建設作業会議」で明らかにした。 朱副部長はこの中で、次のように述べた。 中国はエネルギーが不足しており、特に石油の供給が絶対的に不足している。バイオマスの発展は最も不足する石油の代替資源として有効なだけでなく、農民の増収にもつながり、環境保護にもプラスになるなど、「一石三鳥」の良策といえる。(高騰する)原油価格の影響で、石炭液化油の開発に対する企業の積極性は高い。今後は国による計画や誘導を強化し、過剰投資を避けるとともに、リスク分散のシステムを構築して、これら企業の持続可能な発展を保証する必要がある。太陽エネルギー、浅層地熱エネルギーといった再生可能エネルギーは、エネルギー量が小さく、エネルギー源としての価値は低いが、生活に必要なエネルギーをまかなうには特に適している。現在、財政部は建設部との協力により、関連政策の策定準備を進めており、太陽エネルギー、浅層地熱エネルギーの応用を共同で推進していく方針だ。 「人民網日本語版」2006年6月8日 |