外交部の定例会見で22日、姜瑜報道官が質問に答えた。 ――最近いくつかの非政府組織は中国政府に対し、対アフリカ政策を再考し、相手国の汚職、人権、環境などの問題を重視するよう求めているが、コメントは。中国がスーダンなどで進めているダム建設は、国際基準に照らした現地の環境アセスメントを行っているのか。 中国は一貫して独立自主の平和的外交政策を取っており、自国のイデオロギー、価値観、発展モデルを他国に押しつけたことはない。中国は他国との関係発展において、一貫して国連憲章や国際関係の基本準則に従っている。われわれは、アフリカ諸国の国内問題は、当該国の政府と人民が自ら協議して解決すべきだと考えている。外部からの支援は、有益なものであるべきだ。アフリカ諸国が自身の努力を通じて国家の安定と発展を実現するよう促す上で、プラスとなるものであるべきだ。 水利、水力発電の建設は、アフリカ諸国一般に重視されるインフラ事業であり、アフリカ諸国の長期的な経済?社会発展にも関わる。中国はアフリカ諸国と協力を実施する際、現地住民の生活に関する事業を非常に重視し、また当該事業が環境にもたらし得る影響も高度に重視し、厳格な環境保護基準を施行している。中国政府は一貫して、アフリカで事業を行う際に現地の法律と法規を遵守するよう中国企業に求めている。 関係組織が言及したスーダンのメロウェダムについてだが、これは中国企業が入札を通じて受注したプロジェクトであり、ダム建設は地元の経済と社会の発展促進、地元住民の生活改善にプラスとなるものだ。今後、中国の政府と企業は対アフリカ協力を実施する際、環境保護分野の協力と対話を不断に強化し、アフリカの持続可能な発展を促進するために貢献を果たしていく。 「人民網日本語版」2007年5月24日 |