日中友好宗教者懇談会創設40周年記念祝賀式典が29日、東京で開催された。中国国家宗教事務局の葉小文局長、中国仏教協会副会長兼秘書長の学誠法師と日本仏教界各宗派の代表らが式典に出席した。 学誠法師は記念式典で、中国仏教界を代表して日中友好宗教者懇談会創設40周年に祝賀の意を表すとともに、中日両国の悠久な仏教交流の歴史をふりかえり、中日両国の仏教界の友好交流の将来について展望した。学誠法師はその際、 「日中友好宗教者懇談会」は中日両国の仏教界ひいては両国の国民の交流の促進に大きく貢献したと語った。 葉小文局長は式典で「真心の付き合い、平等な対話、世代友好、共通の未来の構築」というテーマのスピーチを行った。葉小文局長はスピーチの中で、「1千余年前に、中日両国仏教界は密接な交流を始め、鑑真の日本渡航などさまざまな逸話が残されている。しかし、前世紀三十~四十年代の日本の対中侵略戦争で、両国仏教界の友好往来の歴史が中断した。第二次世界大戦後、中日両国の仏教協会は多くの困難を克服し、ついに友好往来関係を回復させた。両国仏教界の友好関係は中日友好交流を増進させる上で大きな役割を果たすであろう。日中友好宗教者懇談会の特殊な力を発揮し、中日両国宗教界交流のいっそうの深化を促進し、アジアの調和、世界の調和の促進ということの上でより大きな貢献をしよう」と語った。 日中友好宗教者懇談会は1967年5月、日本仏教界の真言宗、日蓮宗、浄土宗などの宗派が共同で発足させたもので、何度も第二次世界大戦中死亡した日本に強制連行された中国人労働者の遺骨を集めて中国に送還し、当時の周恩来総理から高く評価された。 「チャイナネット」2007年5月31日 |