商務部の陳健部長補佐は4日の記者発表会で、「十一?五(第11次五カ年計画、2006~2010年)」期の中国の対外直接投資(FDI)の規模は600億ドルに達するという見通しを示した。 2006年の中国の対外直接投資の規模は161.3億ドルであった。今年第1四半期、中国の対外直接投資規模(金融分野を除く)は42.7億ドルで、前年同期比23%増えており、2007年通年では、2006年に比べて少なくとも3割増の210億ドルになると見られている。 「十一?五」計画では、2006~2010年の5年間に、中国企業の対外直接投資は年平均22%の伸びが保たれ、5年間の対外直接投資総額は600億ドルを上回ることになると予測されている。 600億ドルという数字は拘束性指標ではなく、中国の産業構造調整、企業の海外進出のニーズ、ここ数年の対外直接投資の状況などに基づいて、推計されたものであるという。 なお、2006年末時点で、中国の外国直接投資は累計733億3000万ドルに達した。投資先は世界163の国と地域に及ぶもので、外国投資を行った中国企業は1万673社となっている。2006年の中国の対外投資規模は世界各国のランキングで2005年の17位から13位に上昇した。 「チャイナネット」2007年6月5日 |