外交部の姜瑜報道官は5日、北京での記者会見で、「アメリカの東ヨーロッパでのミサイル防衛システムの配置は幅広い注目を集めているが、中国側は、このシステムの配置は、新たな核拡散を引き起こす可能性があると見ている」との見解を示した。 姜瑜報道官は、「この問題に対して一部の国から強い反応が出ているが、中国側は、ミサイル防衛システムは戦略的なバランスと安定に影響を及ぼし、大国間の相互信頼と地区の安全に不利となり、また新たな核拡散問題を引き起こす可能性があると見ている」と述べた。 また、日米間のミサイル防衛システムの整備について姜報道官は、「中国側の立場は一貫しており、中国側は関係各方面が慎重に事を運ぶよう希望している」と語った。 「中国国際放送局 日本語部」より2007/06/06 |