国務院新聞弁公室は4日、記者会見を開き、国家発展改革委員会が編纂した「気候変動に対応する国家プラン」が正式に発表された。 同プランでは、2010年までに中国は単位GDP当たりのエネルギー消費量を2005年比で20%前後削減する計画となっている。二酸化炭素(CO2)排出量を減らすため、再生可能エネルギーの開発?利用総量(大規模水力発電を含む)が一次エネルギー供給に占める割合を10%前後にまで高め、石炭層ガスの回収量を100億立方メートルに引き上げる。このほか、中国は冶金、建築材料、化学工業などの産業政策強化を通じて、経済循環を進め、資源利用効率を高めていく。工業生産過程における温室効果ガスの排出を抑制し、2010年には工業生産過程における亜酸化窒素(N2O)の排出量を、2005年の水準に安定させるよう努力する。 さらに同プランは、2010年の中国の森林被覆率を20%にする目標を掲げている。森林の吸収するCO2の量を、2005年比で0.5億トン増加させるよう努める方針。 「人民網日本語版」2007年6月6日 |