ロシアを訪問中の呉儀副総理は10日、サンクトペテルブルクで、「中国とロシアはチャンスの逃さずに、互恵による共栄を堅持し、共同の発展を実現すべきだ」と強調した。 呉儀副総理はこの日、ロシアのジューコフ副首相と共に、サンクトペテルブルクで開かれた「中露貿易投資協力円卓会議」に出席した。呉儀副総理はその挨拶で、「今年3月、両国の指導者は中国とロシアとの戦略的協力パートナーシップの今後の方向性を強調し、双方の経済協力と貿易を拡大するための政治的基盤を定めた。また、中露両国は経済がそれぞれ急速に発展しているが、これは両国が協力していく経済的基盤を強固なものにしている。中国は、両国の企業が経済協力と貿易での戦略的チャンスを把握し、エネルギー、機械電気製品の貿易、それに木材加工などの分野で絶えず互恵の協力を深めていくよう希望する」と述べた。 これに対してジューコフ副首相は、「両国政府は、投資、エネルギー、農業、林業、食品、金融、航空機製造などの分野における両国企業間の協力を奨励する」と述べた。 会議の後、呉儀副総理とジューコフ副首相は、機械設備、自動車、農業、エネルギー、プロジェクト請負、ハイテクなどに関する19の協力文書の調印式に共に出席した。 「中国国際放送局 日本語部」より2007/06/12 |