6月6日から10日にかけて、中国の胡錦涛国家主席は先進主要国と経済新興国の指導者対話会議である「G8+5」に出席したあと、スエーデンに対する公式訪問を行った。胡錦涛主席に随行した楊潔篪外交部長は、「胡錦涛主席の訪問は、共通認識を拡大し、相互信頼を深め、共栄を促したものである」と評価した。 楊潔篪外交部長は帰国の途中、中国の記者の取材に応じた際、「今度の訪問で、南南協力を強め、発展途上国の連帯と協力を促すという胡錦涛主席の提案は、対話会議に参加した発展途上国の指導者から積極的な反応を呼んだ。胡錦涛主席は、気候の変動問題における中国の立場と主張を述べたが、これについて、国際世論は、胡錦涛主席の談話は、公正に共同で気候変動問題に対処するという発展途上国の立場を明らかにしたとしている」と語った。 楊潔篪外交部長はまた、「対話会議参加期間、胡錦涛主席は、朝鮮半島の核問題、イラン核問題、スーダンのダルフール問題、コソボ問題など重要な国際的問題をめぐって各国の指導者と踏み込んだ意見交換を行い、また対話と交渉を通じて関連問題の解決を促していくという中国の立場、そのために中国の努力を全面的にも説明した。胡錦涛主席のスエーデン訪問は両国関係の歴史上、重要な意義がある」と語っている。 「中国国際放送局 日本語部」 2007年6月12日 |