北京で20日開催された「大運河保護?世界遺産申請事業調整会議」で、京杭大運河を「中国大運河」に組み込んで世界遺産に申請する方針が発表された。これにより関係都市は、18都市から24都市に増える。運河沿いの都市は「中国大運河世界遺産申請弁公室」を設置。実力を備えた積極的な都市が中心になって、各省の政府と文化財部門の指導の下で、関係作業に協力していく。 国家文物局の単霽翔局長は「われわれが通常口にする『京杭大運河』は、明?清代に開通した運河を指すが、改称後の『中国大運河』は、隋?唐代の洛陽の運河も拡大して組み込み、河南省や安徽省の運河も新たに加えた、海河、黄河、淮河、長江、銭塘江の5大水系に及ぶものとなる」と説明した。申請の適切な時期については「まだ日程は定まっていない。保護計画と書類準備作業の進捗状況を見る必要がある」と述べた。また、次の段階では資源調査、価値評価、保護計画の作成が、作業の要になると指摘した。 「人民網日本語版」2007年6月21日 |