現在、中国では空前のペットブームが起こっています。なかでも人気なのはやっぱり犬です。北京市内の団地では、犬を連れて散歩している人が実に多いです。たとえば広東省の深セン市では、今年、ペットとして飼われている犬の数が18万匹にのぼったそうです。この数は、昨年より実に64%増えていたことになります。 中国は一人っ子政策を実施しているので、子供が一人で寂しくないようにという理由でペットを飼う人も多いと聞きましたが、ペットブームが高まるに連れて、さまざまな社会問題が起こっているのも事実です。たとえば、ペットを飼うときのマナーを守っていない人がやっぱり多いです。例えば、糞の処理などです。そのほか、鎖でつながずに、野放しさせている飼い主もいます。こうした飼い主の意識の向上が、今、叫ばれています。 「中国国際放送局 日本語部」より2007/06/29 |