堅調な伸びを示す国内IT分野のニーズのけん引で、中国は2005年にアメリカと日本を抜いて、世界最大の半導体消費市場となった。同時に、自主的知的所有権の欠如は中国の半導体産業発展の足かせともなっている。 最新の統計データが明らかにしているように、昨年の中国の半導体消費市場は32%の伸びを示した。2005年の中国の半導体消費市場の規模は408億元に達し、初めてアメリカと日本を上回り、1924億元の世界半導体市場の21%を占めるに至り、世界最大の半導体消費市場となっている。 2000年~2004年に、中国半導体産業の年平均伸び率は30%を上回り、産業規模は5年間で3倍増となり、世界の半導体産業におけるシェアは1.2%から3.7%に上昇した。伸び率から見ると、中国は半導体産業成長の最も速い国の1つとなっている。一方で、中国半導体産業の世界全体におけるシェアはなお低いレベルにある。 「チャイナネット」2006年3月1日 |